Advanced Field Study in Japanese History University of Tsukuba
Course Overview
日本史学研究の専門的な方法論を修得するため、実地に調査・観察するフィールドワークを行い、日本史学研究の専門的素養である実踏調査の方法と問題点を検討する。受講者は、日本史学領域全教員による通史的視野に立った指導を受けつつ、事前に調査地に関する学修およびその成果の報告を行った後に、集中形式で調査地におけるフィールドワークを協同して行う。その上で、史料閲覧・撮影、聞き取り調査、景観観察など、専門的調査における方法・問題点を考察し、研究倫理を含む日本史学研究者として必要な姿勢を体得していく。
Learning Achievement
日本史研究の専門的素養である実踏調査の方法と問題点、研究倫理を体得する。国際的な視野のもと、講義・演習その他で身につけた専門知識を実践的・総合的に活用する力、他の履修者と協働しつつ実踏調査を企画・マネジメントし、調査対象とコミュニケーションをとる力、さらには調査・研究時に不可欠な倫理観を養成する。
Competence
「知の活用力」「マネジメント能力」「コミュニケーション能力」「チームワーク力」「国際性」「研究力」「専門知識」「倫理観」「思考力」「総合力」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
事前学習の態度・報告(30%)、現地調査参加の積極性(40%)、事後レポート(30%)。
Course schedule
日本史研究の専門的な方法論を修得するため、1泊2泊で史料調査を実地に行う。日程は履修者で相談したうえで確定し、集中講義の形式で行う。ガイダンスおよび日程の決定研究対象地域の選定および課題の検討履修者による事前学習1: 研究対象地域の古代~近世履修者による事前学習2: 研究対象地域の近代・現代履修者による事前学習3: 研究対象地域の博物館等施設履修者による事前学習4: 研究対象地域の文書館施設履修者による事前学習5: 研究史の確認履修者による事前学習6: 研究史の検討履修者による事前学習7: 研究対象地域に残存する歴史史料事前指導1: 古代史および法制史・経済史の観点から(三谷芳幸担当)事前指導2: 中世史・近世史および宗教社会史の観点から(山澤学担当)事前指導3: 近代史および思想史の観点から(中野目徹担当)事前指導4: 近現代史および文化交流史の観点から(朴宣美担当)事前指導5: 近現代史および地域社会史の観点から(伊藤純郎担当)事前学習のまとめ現地調査1現地調査2現地調査3現地調査4現地調査5現地調査6現地調査7現地調査1~7をふまえた研究の中間指導現地調査8現地調査9現地調査10現地調査11現地調査12現地調査13現地調査14現地調査8~14をふまえた研究指導事後指導1: 現地調査の成果報告事後指導2: 古代史および法制史・経済史の観点から(三谷芳幸担当)事後指導3: 古代史および法制史・経済史の観点から(三谷芳幸担当)事後指導4: 中世史・近世史および宗教社会史の観点から(山澤学担当)事後指導5: 近代史および思想史の観点から(中野目徹担当)事後指導6: 近現代史および文化交流史の観点から(朴宣美担当)事後指導7: 近現代史および地域社会史の観点から(伊藤純郎担当)事後指導8: レポート作成に向けて本実習の総括最終試験に代えてレポートを課す。
Course type
Training/Lab Experiments/Practical Application
Online Course Requirement
Instructor
Park Sunmi,Nakanome Toru,Mitani Yoshiyuki,Yamasawa Manabu,Tanaka Yukari
Other information
積極的に取り組むこと。
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university