Arts and Culture II University of Tsukuba
Course Overview
イメージ人類学のアプローチを具体的な芸術文化研究に応用する。本授業では、いわゆる「純粋芸術」のみならず、美術史研究では取り上げられることのなかった装飾や人工的なモノ(宗教的な奉納物、日常品等)、ファッション、インテリア、ダンスなども考察の対象とし、そのようなものの中に潜まれるイメージの力を問題にする。文化的にも歴史的にも多様な題材を取り上げ、イメージ人類学の射程を広げる試みを行う。文化的な所産物である日常品が生み出す「日常の美学」、「完全」ではないものが持つ「不完全なものの美学」にも迫りたい。この授業ではまた、学生の研究テーマに応じて研究指導も適宜実施する。
Learning Achievement
イメージ人類学の最新のアプローチを用いて「イメージ」についての考察を深める過程で、知の活用力、コミュニケーション能力を培いつつ、国際的な研究力を高める。専門知識を充実させて、国際的に通用する思考力と、学際的な研究を推進できる総合力を身につける。
Competence
「知の活用力(0.2)」「コミュニケーション能力 (0.2.)」「国際性(0.4)」研究力(0.4)」「専門知識(0.4)」「思考力(0.2)」「総合力」(0.2)」コンピテンスに関連
Course prerequisites
Grading Philosophy
授業への参加態度、発表(60)、学期末のレポート(40)
Course schedule
Lisa Tickner, Modern Life & Modern Subjects: British Art in the Early Twentieth Century (2000)を基礎テクストとして参照し、モダニズム芸術と戦間期の芸術を再検討し、この研究を自己の研究へと応用する可能性を探究する。
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Yamaguchi Eriko
Other information
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university