Asian Ethnic Social History II-B University of Tsukuba
Course Overview
『軍機処満文準噶爾使者檔訳編』『清代軍機処満文熬茶檔』所収の満洲語史料を講読し、18世紀前半における内陸アジア情勢の動向と清朝のモンゴル政策、チベット政策の関連について議論する。
Learning Achievement
(1)満洲・モンゴル・チベットを含む清朝支配についての専門的知識を深め、史料の読解に基づき、「研究力」「思考力」「総合力」を身につける。また、史料の取り扱いを通じて、「倫理観」を養う。 (2)個別の史料から見出される情報を活用して歴史像を構築し、「知の活用力」を身につける。また、膨大な史料の整理・解釈をめぐる議論を通じて「マネジメント能力」「コミュニケーション能力」「チームワーク力」を涵養する。 (3)多様な文化的背景を持った人間集団が混在する前近代の中央ユーラシアの国際情勢への理解を深め、「国際性」を身に付ける。
Competence
汎用コンピテンス「知の活用力」「マネジメント能力」「コミュニケーション能力」「チームワーク力」「国際性」、専門コンピテンス「研究力」「専門知識」「倫理観」「思考力」「総合力」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
・毎回の授業に予習として課す史料読解の精度と史料内容への理解(80%) ・議論への参加(20%)
Course schedule
授業は「対面」で実施します。 『軍機処満文準?爾使者?訳編』『清代軍機処満文熬茶?』所収の満洲語の?案を講読し、18世紀前半の清朝のモンゴル政策、チベット政策について議論する。その際、『実録』等の編纂史料との記述の異同を明らかにし、内陸アジア情勢が各時期の清朝の政策方針にどのような影響を及ぼしたのかを検討する。 第1回では、史料の概要等について講義し、第2回~第9回は、受講生全員に史料の読解を発表してもらい、それに基づき史料の内容や意義を議論する。また、必要に応じて編纂史料の記述と比較する。第10回では、それまでに講読した史料に基づき議論を深める。
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Iwata Keisuke
Other information
満洲語の文字・文法を理解したうえで参加することを推奨します。講読する史料以外にも関連する文献等を精査してください。
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university