Cognitive Semantics B University of Tsukuba
Course Overview
言語の形式と意味の対応関係にかかわる問題について、英語と日本語を比較対照しながら認知意味論的な観点から考察する。認知意味論的観点というのは、言語が語る意味の世界は客体世界そのものではなく、人間の目を通した世界であり、したがって言語の意味を考えるときには、人間がものごとをどのように理解し、経験するかという視点が不可欠とするものである。この授業では、特に、文法と語用論の関係や言語使用に関わる様々な言語現象に焦点をあてる。
Learning Achievement
認知言語学的観点から言語現象を捉え、分析する方法を身につけ、かつ、具体例を用いて自らの言葉でまとめたり、解説したりできるようになることが到達目標である。この授業では、メタファー・メトニミー、構文、主観性、談話・コンテクストを中心に考察する。
Competence
汎用コンピテンス「1.知の活用力」、専門コンピテンス「1.研究力」「2.専門知識」「4.思考力」に関連する。
Course prerequisites
言語学の英文論文を十分に読めるだけの英語力を必要とする。
Grading Philosophy
成績評価は、担当箇所報告の中身、議論への参加度、タームペーパーを総合して行う。
Course schedule
英語で書かれたテキストを読みながら、主に文法・認知・語用論の関係について考えるとともに、認知言語学と機能言語学の研究方法も身につける。
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Wada Naoaki,Kanetani Masaru
Other information
Site for Inquiry
Please inquire about the courses at the address below.
Contact person: Wada Naoaki,Kanetani Masaru
Email address: wada.naoaki.gb[at]u.tsukuba.ac.jp ※[at]を@に置き換える,kanet*ani.mas*aru.gb[at]u.tsukuba.a*c.j*p (replace [at] with @; delete *s)
Link to the syllabus provided by the university