Cultural and Critical Studies II University of Tsukuba
Course Overview
この授業は現代文化研究を行う上で必要である現代文化を批評するための様々な視点について学ぶことを目的としている。授業では、主に思想・批評理論・文学の文献の講読を中心に、とくに現代文化の言語やイメージに関わる諸現象について様々な角度から考察する。受講者には、授業中の発表、授業の最後のレポートの提出が求められ、それらをもとに成績評価が行われる。授業のテーマに関する幅広い知識をつけること、理解力、批判的思考力を高めることを目標とする。この授業ではまた、学生の研究テーマに応じて研究指導も適宜実施する。
Learning Achievement
授業のテーマに関する幅広い専門知識をつけ、それを活用すること、思想・文学の文献の講読を通して、思考力、総合力を高めることを目標とする。さらに、授業中の英語での発表、討論を通して、コミュニケーション力、国際性を身につける。
Competence
「知の活用力」、「コミュニケーション力」、「国際性」、「研究力」、「専門知識」、「思考力」、「総合力」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
授業中の発表・討論への参加(50%)、論文要旨・小論文(50%)
Course schedule
文化表象におけるエコロジーの問題について考察する。最近のエコクリティシズムや「人新世」に関わる議論、マルチスピーシーズ民俗誌、環境人文学における議論が提示するパースペクティブに応答する形で、いかに文化表象が現代のエコロジー危機に向き合うための基盤を提供しているかについて考える。その際、Samuel Beckettの小説Malone Dies, Timothy Mortonのエコロジー思想、マルチスピーシーズ人類学、仏教と日本人の自然観に関わるテキストを参照する。 各授業の後半は、受講者が自らの研究テーマについて発表する実践演習を行う。
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Tsushima Michiko
Other information
Site for Inquiry
Please inquire about the courses at the address below.
Contact person: Tsushima Michiko
Email address: tsushima.michiko.ga@u.tsukuba.ac.jp
Link to the syllabus provided by the university