History of Japanese Ethical Thought (3) A University of Tsukuba
Course Overview
日本倫理思想史上で重要な諸文献を取り上げ、精読を通じてその倫理学的な意義と射程を明らかにする。本年は日本近世の論争書を題材とし、儒仏論争、国儒論争、キリスト教をめぐる論争などを通じて、各思想の特色がいかに捉えられたか、またいかにそこで思想間の対話・交渉が行われたかを概観する。
Learning Achievement
日本近世の思想の大きな特徴は、出版流通の興隆により、思想家相互の活発な論争を通じて各思想が展開してゆく点にある。本演習では仏基論争、儒仏論争、国儒論争などの論争書の読解と分析を通じて近世思想の特色と思想上の争点を把握するとともに、近世思想文献の基本的な取り扱い方法も習得する。 「授業計画」の講読予定書目は暫定的なもので、受講者の関心・専攻に従って適宜変更する場合がある。
Competence
批判的・創造的思考力、哲学の理解
Course prerequisites
くずし字や訓点付き漢文で記された近世資料の読解も行うが、翻刻・訓読された活字資料を用いての参加も可能なように配慮する。
Grading Philosophy
担当範囲についての発表と議論の中での授業への貢献度、また最終レポートによって総合的に評価する。
Course schedule
全回対面で実施する。
Course type
Lectures
Online Course Requirement
Instructor
Other information
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university