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Course Detail

Degree
Doctor
Standard Academic Year
1 - 3
Course delivery methods
face-to-face
Subject
Business & administrative studies
Program
School
Doctoral Program in Business Administration
Department
Doctoral Program in Systems Management and Business Law
Campus
Tokyo Campus
Classroom
BNK651
Course Offering Year
2023-2024
Course Offering Month
May - June
Weekday and Period
Tue7,8
Capacity
Credits
1.0
Language
English
Course Number
02FA283

International Political Economy and Business University of Tsukuba

Course Overview

Today’s business environment is closely related to the global political economy. For example, the international political situation in East Asia affects infrastructure investment in the region, or melting ice in the Arctic as a result of global warming opens up new shipping lanes. Against this backdrop, you will learn about various theories and analytical tools that would be helpful to understand global political economy. In particular, we will closely read and discuss relevant articles and books on international trade, finance, production by multinational corporation as well as debates about related international institutions, actors and globalisation. At the end of the course, you will learn how each individual phenomenon affects business and international management.

Learning Achievement

(1) 国際政治経済学の潮流について知り,説明できる。
(2) 国際政治経済学の4つの世界観(リアリズム、リベラリズム、マルクス主義、構成主義)について理解すること。
(3) 国際貿易、国際金融、多国籍企業による生産活動、またこうした領域における国際制度、アクター、さらにグローバリゼーションをめぐる論争について理解し,その知識を実務に応用できる。

Competence

汎用コンピテンス「1.知の創成力」,専門コンピテンス「1.研究遂行能力」,「2.エビデンスベース分析能力」に関連する。

Course prerequisites

なし

Grading Philosophy

評価の方法と割合:
授業参加への積極性 50%
担当回の発表(報告内容、報告資料)50%

評価基準:
授業の到達目標に照らし、その到達具合に応じてA+からDの評価点を付ける

Course schedule

今日のビジネス環境は国際政治経済と密接にかかわる。例えば、東アジアの国際政治情勢がインフラ投資事業に影響をもたらしたり、地球温暖化で北極の氷が溶け、新たな航路が開発されたりする。こうした背景の下、本コースでは、国際政治経済の概況を理解するために必要な各種分析ツールを学習し、実証分析を行うことを試みる。特に、国際貿易、国際金融、多国籍企業による生産活動、またこうした領域における国際制度、アクター、さらにグローバリゼーションをめぐる論争について、国際政治経済学の 4つの世界観(リアリズム、リベラリズム、マルクス主義、構成主義) に基づいて検討を行い、個別の現象がビジネスや国際経営にいかなる影響を及ぼし得るのかを考える。
近年、デジタル技術が進展し、買い物や銀行取引、ニュースの閲覧など、生活やビジネスの様々な局面でインターネットが使用されるようになった。また、ソーシャルメディア (SNS) が普及することにより、多くの人が簡単に情報発信や収集を行うことが可能となった。 2019 年に発生した新型コロナ感染症 (COVID-19) の感染拡大と、政府の緊急事態宣言を受け、できるだけ外出や対面を控えるため、人々がインターネットを利用する頻度も顕著に高まった一方で、インターネット上のトラブル、とりわけSNS上におけるコミュニケーション不全に関する事件が多発している。こうした現象は、新しい技術がもたらした環境に法手続きや規範が追いついていないことが原因と考えられる。新たなデジタル技術は、国際社会・経済・企業・市民に、どのような影響をもたらしているのだろうか。また、負の影響をできるだけ軽減させるために、どのような取り組みが求められるのだろうか。今期は、デジタル技術と国際政治経済、経営の関係を検討する。

<輪読予定の文献>
ジャン・ティロール『良き社会のための経済学』日本経済新聞出版、2018年
リチャード・ボールドウィン『グロボティクス グローバル化+ロボット化がもたらす大激変』日本経済新聞出版、2019年
國分俊史『エコノミック・ステイトクラフト 経済安全保障の戦い』日本経済新聞出版、2020年
辻大介編『ネット社会と民主主義 「分断」問題を調査データから検証する』有斐閣、2021年
遠藤薫編『ソーシャルメディアと公共性 リスク社会のソーシャル・キャピタル』東京大学出版会、2018年
中井遼『欧州の排外主義とナショナリズム 調査から見る世論の本質』新泉社、2021年
など

第1週 概要説明
第2週 輪読
第3週 輪読
第4週 輪読
第5週 輪読・総括

Course type

Lectures

Online Course Requirement

Instructor

Tonami Aki

Other information

Site for Inquiry


Link to the syllabus provided by the university