Japanese Language Education and Data Analysis University of Tsukuba
Course Overview
日本語教育においてデータサイエンス的な手法による研究は益々増えており、また、そのような文献から自身の研究にとって新たな知見を得る機会も多い。この授業では、日本語教育研究で扱われる機会の多い各種データについて、定量分析の観点から実践的な理解を深めることを目的とする。主な対象は、テキスト・音声・評価のデータで、関連文献を精読するとともに、分析ツールを用いてデータ処理の作業を試みる。また、表やグラフによる効果的な可視化や、目的に合った適切な統計手法についても学ぶ。作業のため受講生はPCが必須であるが、用いるツールはいずれも専門分野では標準的かつ無料で提供されているものである。以上の経験を通して、データ運用力の向上を図るとともに、分析的観点から文献を読む力を養う。
Learning Achievement
・日本語教育研究を進める上で不可欠な各種データの特徴に関する専門知識を学び、自らが分析することを通して実証的な研究力を身につけることができる。 ・講読対象について発表しディスカッションすることを通して、知の活用力・コミュニケーション能力・国際性の向上に不可欠な実践力を鍛えることができる。
Competence
汎用コンピテンスのうち「知の活用力」「コミュニケーション能力」「国際性」に関連する。 専門コンピテンスのうち「研究力」「専門知識」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
以下に基づいて、その合計を最終的な評価とする。 ・20% 参加:質疑応答およびディスカッションでの積極性など ・40% 課題:毎回の授業で実施される課題の遂行状況など ・40% 発表:論文講読における発表の内容や作成資料など ※ 評価は本学の基準による。
Course schedule
※ 授業で扱う内容やその配分は、受講生の興味・関心等によって多少変更する可能性があります。
Course type
Lectures and Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Hatano Hiroaki
Other information
本科目ではPCおよびMicrosoft Excelが必須です。また、分析では各種ソフトウェアをインストールするため、それに差し支えないPCを持参してください。
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university