Literature and Culture in the World and Japan 1B University of Tsukuba
Course Overview
具体的な作品の分析を通して、文学・文化の研究方法と文学理論の歴史を学ぶ。「1B」では、文学理論に関するテキストの講読と発表を行い、フェミニズム批評やジェンダー批評、ポストコロニアル批評等について理解を深める。文学理論がどのような社会的背景と結び付いて発展してきたのかについて知ることにより、文学と社会、文学研究と社会のあり方を考察する。また、文学理論が日本の文学・文化研究においてどのように受容されてきたのかについても学ぶ。
Learning Achievement
1.文学・文化の研究方法と文学理論に関する専門知識を習得することができる。 2.日本語テキストの講読を通して、テキストの内容を理解・要約する研究力を身に付けることができる。 3.批評理論を効果的に用いて日本文学の作品分析を行う、知の活用力を身に付けることができる。 4.多様な背景を持つ受講者との意見交換を通して、コミュニケーション能力・国際性を高めることができる。
Competence
汎用コンピテンスのうち「知の活用力」「コミュニケーション能力」「国際性」に関連する。 専門コンピテンスのうち「研究力」「専門知識」に関連する。
Course prerequisites
特になし。「世界の文学・文化と日本1A」(春AB開講)を受講していることが望ましい。
Grading Philosophy
テキストの要約・授業内活動40%、期末レポート60%により、総合的に評価する。
Course schedule
毎回の授業は、テキスト(廣野由美子『批評理論入門:『フランケンシュタイン』解剖講義』中公新書、2018年)を講読するかたちで行う。テキストの指定された範囲の担当者が、テキストの内容を要約する。重要な語句や概念について、教員が解説を行う。 ※オンライン授業の場合の実施方法(2023年度) 授業は基本的に対面で行う予定ですが、感染状況などに応じてオンラインで実施する必要がある場合にはmanabaを通じて連絡します。
Course type
Lectures
Online Course Requirement
Instructor
Eguchi Maki
Other information
授業には必ずテキストを持参すること。
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university