Media Thought and Japanese Society 4 University of Tsukuba
Course Overview
本授業はメディア研究の生成とその歴史的社会的背景を考えるものである。マス・メディアが誕生して以降、メディアは政治経済文化などさまざまな現象に影響を与え、また影響を受けてきた。メディア研究にはそのような歴史的社会的背景が色濃く影響している。本授業では、メディア研究やその中の種々の理論や批評がいかにして生まれたのかを歴史的社会的連関の中で考察し、そこから透過できる日本社会とメディア思想についての理解を深めることを目的としている。授業は適切なメディア研究と近現代日本史に関するテキストを選別し、担当箇所を受講生が報告し、全体で議論を進め、理解を深めていく輪読形式をとる。これをつうじて先行研究の把握と論文における課題設定の方法、論理的実証的な研究の進め方について学習する。「メディア思想と日本社会3」とは異なるトピックスを扱う。
Learning Achievement
メディア思想・メディア史・メディア文化論および日本社会論に関する文献を輪読し、メディア研究における国際的な専門知識と方法論を習得することで、知の創成力及び研究力を高めることができる。また、メディア研究に関する学生同士で討論を行うことで、コミュニケーション能力を高めることができる。参加者が各自で研究課題を抱えている場合は、研究発表を中心にして授業をすすめ、知の創成力・研究力・コミュニケーション能力をいっそう高めることができる。
Competence
汎用コンピテンスのうち「知の創成力」「コミュニケーション能力」「国際性」に関連する。専門コンピテンスのうち「研究力」「専門知識」に関連する。
Course prerequisites
特になし
Grading Philosophy
授業中の討論への貢献度(20%)(講義)とレポート課題(80%)(演習)による。
Course schedule
Course type
Lectures and Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Shirato Kenichiro
Other information
メディアへの関心を日常的に高めておくこと。
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university