Course Overview

計量分析は、社会の様々な分野での諸現象や実態を取り巻く溢れる情報から、現象や実態の把握、物事の意味付け、簡略化、客観化、推定等のため、多くの分野で用いる分析ツールの一つである。この授業では、分析に用いるデータの調査方法と、計量分析ツールを正しく使うための基礎統計の概念について講義する。講義内容は、計量分析1Aで学んだ知識(基礎集計、記述統計)を土台とし、関連分析(相関分析、回帰分析)を中心とした、計量分析の入門的な概念を理解し、発展させる。

Learning Achievement

履修者は、計量分析1Aで学んだ知識(基礎集計、記述統計)を土台とした関連分析(相関分析、回帰分析)の考え方や使い方の理解ができるようになること。多様な研究分野に用いられる計量分析の概念について学習する。また知の活用力、コミュニケーション能力・専門知識の養成に不可欠な思考力を訓練し、多様な研究分野において論文執筆が可能な研究力を身につけることができる。

Competence

計量分析では、データの収集、整理、分析、表現や、目的別分析手法(運用)を習得し身につける。
汎用コンピテンスのうち「知の活用力」「コミュニケーション能力」に関連する。専門コンピテンスのうち「研究力」「専門知識」に関連する。

Course prerequisites

計量分析1Aの同時履修を必要条件とする。
また、必要条件ではないが、統計分析の基本的な知識があるか、計量分析1B、2Bの履修が望ましい。

Grading Philosophy

2回のレポートの提出と、1回の授業内容の自己点検で評価する。
第1回レポート（20％）:第5回の授業の開始委時点までに、履修者が興味のある論文を選び、その論文を要約し提出する。評価は、配布論文の内容の把握と、今までの授業内容からの論文の解釈がされているかに焦点をおく。
第2回レポート（50％）:第10回の授業の終了後、全授業の内容で学んだ内容を自分なりに整理し提出する。評価は、受講内容をどの程度理解しているかに焦点をおく。
1回の自己点検（30％）:第9回の授業の首領後、9回までの授業の中で重要な要点について、どの程度理解しているかを自己評価し、正解を解説する。評価は、自己点検での不十分な箇所を確認し、第2回のレポートにどの程度反映されているかに焦点をおく。

Course schedule

1.関係分析:関係分析の概念、記述統計との関連性などを解説する
2.相関分析1:量的なデータの相関分析の考え方と、相関係数の求め方などを解説する
3.相関分析2:相関分析の種類、特徴などを解説する
4.相関分析3:質的なデータの相関分析の考え方と、相関係数の求め方などを解説する
5.Excelによる相関分析:エクセスによる相関分析を行い、概念や使い方などの理解を深める
6.回帰分析1:回帰分析の考え方などを解説する
7.回帰分析2:回帰式(線)の求め方などを解説する
8.回帰分析3:回帰分析結果の評価方法(精度、適合性)とパラメータの解釈などを解説する
9.有意性の検定と母集団・標本:有意性検定の概念と、母集団と標本との関連性などについて解説する
10.Excelによる回帰分析:エクセスによる回帰分析を行い、概念や使い方などの理解を深める

Course type

Lectures

Online Course Requirement

Instructor

Choe Jae Young

Other information

基本的に欠席の場合の措置は非対応。
ただし、指導教官などが認めた欠席届の提出などがある場合、状況によって対応。

Site for Inquiry

Link to the syllabus provided by the university