Quantitative Analysis of Japanese Society 2B University of Tsukuba
Course Overview
計量分析は、社会の様々な分野での諸現象や実態を取り巻く溢れる情報から、現象や実態の把握、物事の意味付け、簡略化、客観化、推定等のため、多くの分野で用いる分析ツールの一つである。この授業では、分析に用いるデータの調査方法と、計量分析ツールを正しく使うための基礎統計の概念について講義する。講義内容は、計量分析3Aで学んだ知識(基礎集計、記述統計)を土台とし、関連分析(相関分析、回帰分析)を中心とした、計量分析の入門的な概念を理解し、発展させる。また、これらの知識を取得している場合は、多変量分析の高度な部分(主成分分析、因子分析、判別分析、クラスタ分析、テキスト分析など)で、柔軟に講義する。
Learning Achievement
履修者は、SPSSの基本操作(データ加工・整理・基本集計など)の理解と、計量分析4Bでの分析用データの作成するための土井台作りができるようになること。多様な研究分野に用いられる計量分析の実践の知識などについて学習する。また知の創成力、コミュニケーション能力に不可欠な思考力を訓練し、多様な研究分野において論文執筆が可能な研究力と専門知識を身につけることができる。
Competence
計量分析では、データの収集、整理、分析、表現や、目的別分析手法(運用)を習得し身につける。 汎用コンピテンスのうち「知の創成力」「コミュニケーション能力」に関連する。専門コンピテンスのうち「研究力」「専門知識」に関連する。
Course prerequisites
計量分析4Bの同時履修を必要条件とする。 また、必要条件ではないが、統計分析の基本的な知識があるか、計量分析3A、3Bの履修が望ましい。
Grading Philosophy
1回のレポートの提出と、1回の授業内容の自己点検で評価する。 第1回レポート(70%):第10回の授業の終了後、全授業の内容で学んだ内容を自分なりに整理し提出する。評価は、受講内容をどの程度理解しているかに焦点をおく。 1回の自己点検(30%):第9回の授業の首領後、9回までの授業の中で重要な要点について、どの程度理解しているかを自己評価し、正解を解説する。評価は、自己点検での不十分な箇所を確認し、第1回のレポートにどの程度反映されているかに焦点をおく。
Course schedule
1.SPSSの概要:SPSSの基本構成、基本操作などの解説と演習をする 2.分析用データの準備:配付した調査票とデータから、データの入力や変数名の命名の考え方などの解説と演習をする 3.データ読み込みとファイルの管理:読み込み用データの構成と読み込み、保存、ファイル管理などの解説と演習をする 4.シンタックスと基本集計:シンタクスの概念、使い方と、シンタックス実行結果の確認方法(基本集計)の解説と演習をする 5.変数情報の処理:変数情報の種類、各パラメータの意味と設定などの解説と演習をする 6.欠損値の処理:欠損値の種類、処理の考え方と方法定などの解説と演習をする 7.データの加工1:データのレコードの考え方と方法などの解説と演習をする 8.データの加工2:データの計算と条件付き計算の考え方と方法などの解説と演習をする 9.データの抽出:データの抽出の考え方と方法などの解説と演習をする 10.データの結合:データの結合の考え方と方法、注意点などの解説と演習をする
Course type
Lectures
Online Course Requirement
Instructor
Choe Jae Young
Other information
基本的に欠席の場合の措置は非対応。 ただし、指導教官などが認めた欠席届の提出などがある場合、状況によって対応。
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university