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Course Detail

Degree
Bachelor
Standard Academic Year
2, 3
Course delivery methods
face-to-face
Subject
Social studies
Program
School
School of Humanities and Culture
Department
College of Comparative Culture
Campus
Tsukuba Campus
Classroom
2D304
Course Offering Year
2023-2024
Course Offering Month
October - December
Weekday and Period
Wed2
Capacity
Credits
1.0
Language
English
Course Number
AC60P12

Seminar in Asian Cultural Resources II University of Tsukuba

Course Overview

欧米の言語で書かれた仏教の解説書を講読することで、仏教の基本的な教理を学ぶとともに、インド学仏教学の成立期における西洋人の仏教理解について学ぶ。

Learning Achievement

本授業では、Roger-Pol Droit 著 The Cult of Nothingness, the Philosophers and the Buddha(原書はフランス語、授業ではその英訳を使用)の講読を通じて、仏教の原点であるインド仏教の教理、及び西洋人の仏教理解について学ぶ(汎用コンピテンス2、4、6、専門コンピテンス4に相当)。同書は、単に仏教の概説をするのでなく、仏教思想を西洋人の仏教理解と絡めて論じる。授業では、仏教において最も重要な教理のひとつである空の思想を軸に、主な教理について解説を交えながら読解を進める。その際には、原典における主要な一節の和訳を示し、その細かなニュアンスや雰囲気を肌で感じたい。さらに、仏教の教理概念がどのように翻訳されているかという点に注意を払い、それらの概念に対する理解を深める(専門コンピテンス2に相当)。具体的な到達目標としては、(1)インド学仏教学の成立の概要を説明できる、(2)仏教の基本的な教理や術語を理解している、(3)西洋における仏教理解の特徴的な点を説明できる、という三点を設定する。

Competence

汎用コンピテンスについては2「批判的・創造的思考力」、4「広い視野と国際性」、6「協働性・主体性・自律性」に、専門コンピテンスについては2「文化的現象の分析力」、4「国際的なコミュニケーション能力」に関連する。

Course prerequisites

Grading Philosophy

平常点(予習状況、理解度、授業中の積極性・貢献度:50%)とレポート課題(50%)による。全授業回数の3分の1(4回)以上を欠席した場合には、評価の対象外とする。

Course schedule

対面。授業の内容とスケジュールは以下の通りである。
授業の内容やスケジュールは、受講者の興味や理解度、授業の進捗状況に応じて、適宜調整や変更を行う。授業の参加者数や進捗状況にもよるが、レポートの内容にもとづいて授業内に簡単なプレゼンを行ってもらうことがある。

Course type

Class Exercises

Online Course Requirement

Instructor

Yoshimizu Chizuko

Other information

本授業で使用するテキストの原書はフランス語で書かれたLe culte du neant : Les philosophes et le Bouddha(Editions du Seuil, 1997)である。フランス語からの和訳に『虚無の信仰―西欧はなぜ仏教を怖れたか―』(島田裕巳・田桐正彦訳,トランスビュー,2002)がある。授業で使用する英訳、先行する和訳、原書を比較しながら読解を進めると、さらに理解が深まることが期待される。また、本授業では、仏教の教理や東洋西洋の文化交流を、私たちの日常的な経験と結び付けて学ぶ。各自でも、本授業で学んだ内容を基礎として、自らの経験や知識と照らし合わせて、具体的に、そして時に批判的に考察することで、理解を深めてほしい。

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