Seminar in Folklore III-B University of Tsukuba
Course Overview
戦前から戦中の日本統治下における台湾の社会と民俗・信仰について、当時の資料・民俗誌を講読することで理解する。特に、地域社会と人々の信仰のあり方に直結した寺廟整理に着目し、この政策がどのように始まり、地域社会にいかに受容され、具体的にどのような手続きがなされたのかについて、当事者の生の記録を通して読み解く。これに関連して同時期の台湾において日本人・台湾人を交えた台湾の民俗の調査・研究の機運の高まりとその成果についても取り扱う。
Learning Achievement
テキストの講読および各自の調査成果の検証を通して議論し、表現する方法を身に付けることも目指す。民俗学的な専門知識、思考力、倫理観、総合力等の研究力を育成しながら、検討する。あわせて、実社会との関わりを視野に入れ、分かりやすく伝える能力を磨きつつ、国際社会に貢献する意識と、広い視野に立った課題把握の能力を培う。
Competence
「知の活用力」 「マネジメント能力」 「コミュニケーション能力」「国際性」 「研究力」「専門知識」「倫理観」「思考力」「総合力」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
ディスカッションへの参加の姿勢(20%)、発表内容(30%)、レポート(50%)によって 総合的に評価する。
Course schedule
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Takei Motoaki
Other information
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university