Seminar in History of Religious Thought I(3)B University of Tsukuba
Course Overview
サンスクリット語で書かれたインド仏教知識論の基本文献を原典講読し、研究の方法論を習得するとともに、その内容を深い次元で理解することを目指す。プラジュニャーカラグプタ著『量評釈荘厳』(第1章「認識根拠の証明」章)と、それに対するヤマーリの註釈書の講読演習。
Learning Achievement
後期インド仏教哲学の代表的論書を講読し、仏教論理学・認識論の基本概念を理解するとともに、サンスクリットで書かれた哲学書の解読方法を学ぶ。
Competence
専門分野の古典テクストの解読を通じて、専門知識と思考力、研究能力を陶冶することはもとより、自身の研究の国際的な発信へとつなげる。授業での討議を通じて、 コミュニケーション能力やチームワーク力を培う。
Course prerequisites
サンスクリット語とチベット語に関する知識を前提とする。
Grading Philosophy
演習における準備、討議への参加の様子をみて評価する。
Course schedule
プラジュニャーカラグプタ著『量評釈荘厳』(第1章「認識根拠の証明」章)とそれに対するヤマーリの註釈書を講読する。なお、本科目はオンラインで講義を行う(Teamsを用いたリアルタイム配信)。履修予定者はTeams上の本科目名のチームにチームコードを使ってあらかじめ登録しておくこと。チームコードはmanabaの本科目のコースニュースに記載されたものを用いること。講義開始5分前までには、manabaにアップロードされているPDF資料を手元に印刷して用意した上でスタンバイすること。文献学方法論(写本)文献学方法論(校訂とその方針)文献学方法論(訳語の選定)文献学方法論(アナリーゼ)『量評釈荘厳』解読演習(1):第一帰敬偈について『量評釈荘厳』解読演習(2) :第二帰敬偈について『量評釈荘厳』解読演習(3) :プラマーナの第一定義とその解釈(「整合性」)『量評釈荘厳』解読演習(4) :プラマーナの第一定義とその解釈(「認識」)『量評釈荘厳』解読演習(5) :プラマーナの第一定義とその解釈(「整合的認識」)内容の総括とアナリーゼの作成
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Other information
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university