Seminar in History of Western Ethical Thought (4)B University of Tsukuba
Course Overview
倫理学の根本問題を扱った西洋近現代の著作を読解する。テクスト理解に必要な基本的概念、思想史的な背景知識、語学力の習得を目ざす。テクストとしてはカント『道徳の形而上学』「倫理学的原理論」の第二部を取り上げる予定である。
Learning Achievement
倫理学の根本問題を扱った西洋近現代の著作を原語で精読し、テキストを読解する能力と倫理学的に思考する能力を習得する。
Competence
知の活用力、マネジメント能力、コミュニケーション能力、国際性、研究力、専門知識、倫理観、思考力、総合力
Course prerequisites
Grading Philosophy
授業への参加・貢献度(十分に予習をして授業に出席し、読解・質疑を適切に行っているかどうか)に応じて評価する。
Course schedule
カントの『道徳の形而上学』「徳論の形而上学的原理」を原語で講読し、「道徳」と「法」の区別について考察する。解釈が難しい箇所についてはコメンタリーや論文等を参照しながら読解を進める。受講者の関心次第では別のテクストに変更することもある。ガイダンス 講読箇所の全体についての説明カント『道徳の形而上学』「倫理学的原理論の第一部 自己自身に対する義務一般について」の読解 自己自身に対する義務の問題点とその解決カント『道徳の形而上学』倫理学的原理論の第一部「第一巻 自己自身に対する完全義務について」「第一編 動物的存在者としての自己自身に対する人間の義務」の読解(1) 動物性と自己保存カント『道徳の形而上学』倫理学的原理論の第一部「第一巻 自己自身に対する完全義務について」「第一編 動物的存在者としての自己自身に対する人間の義務」の読解(2) 自殺カント『道徳の形而上学』倫理学的原理論の第一部「第一巻 自己自身に対する完全義務について」「第一編 動物的存在者としての自己自身に対する人間の義務」の読解(3) 情欲的自己冒?カント『道徳の形而上学』倫理学的原理論の第一部「第一巻 自己自身に対する完全義務について」「第一編 動物的存在者としての自己自身に対する人間の義務」の読解(4) 暴飲暴食カント『道徳の形而上学』倫理学的原理論の第一部「第一巻 自己自身に対する完全義務について」「第二編 単に道徳的存在者としての自己自身に対する人間の義務」の読解(1) 嘘言カント『道徳の形而上学』倫理学的原理論の第一部「第一巻 自己自身に対する完全義務について」「第二編 単に道徳的存在者としての自己自身に対する人間の義務」の読解(2) 貪欲カント『道徳の形而上学』倫理学的原理論の第一部「第一巻 自己自身に対する完全義務について」「第二編 単に道徳的存在者としての自己自身に対する人間の義務」の読解(3) 卑屈カント『道徳の形而上学』倫理学的原理論の第一部・第一巻・第二編「挿入章 道徳的反省概念の多義性について」の読解 植物や動物に関する、人間の自己自身に対する義務
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Other information
Site for Inquiry
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