Seminar in Japanese History I-A University of Tsukuba
Course Overview
古代の法制史料を精読し、律令制研究に必要な史料読解の方法を習得する。令の注釈書である『令集解』のテキスト読解と、それを踏まえた日中の制度比較などを行う。具体的には、律令国家の人民支配にかかわる戸令の条文を読み進めていく。戸令全体の解説のあと、戸令9五家条(家の相互検察や人の移動の把握)以降の各条を読解し、最後にその成果を総括する。
Learning Achievement
古代の法制史料を精読し、日本史学に関わる研究力・専門知識・倫理観・思考力・総合力などを身につけながら、律令制研究に必要な史料読解の方法を習得する。また、その過程を通じて、自らの知見を整理・伝達・活用する能力と、国際的な発信への意識を獲得する。
Competence
「知の活用力」「マネジメント能力」「コミュニケーション能力」「国際性」「研究力」「専門知識」「倫理観」「思考力」「総合力」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
報告内容(60%)と討論への参加状況(40%)で評価する。
Course schedule
manaba等による資料配布を前提とした双方向授業を実施する(変更の可能性あり)。受講方法は、原則として、履修登録後にmanabaの本授業コースを参照すること。ガイダンステキスト解題戸令解説戸令9五家条(1)... 家の相互検察戸令9五家条(2)... 人の移動の把握戸令10戸逃走条(1)... 逃亡戸の追跡戸令10戸逃走条(2)... 租税の代納戸令10戸逃走条(3)... 逃亡人の除籍第9回: 戸令10戸逃走条(4)... 土地の回収読解の成果の総括
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Other information
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university