Seminar in Japanese History II-A University of Tsukuba
Course Overview
本演習では、 近世史料を講読しつつ、 神社の祭祀・組織を中心とした日本宗教社会史研究における基礎的知識と研究方法を修得する。具体的には、 京都の北野天満宮(北野神社)における祭祀・組織を事例とし、 先行研究の検討をふまえ、 未公刊であり、 くずし字で記されている神社史料(筑波大学所蔵北野神社文書「就仮遷宮潔斎中雜録」)の写真版を読解し、 日本宗教社会史研究における基礎的知識を修得しつつ、その研究方法を検討する。
Learning Achievement
本演習では, 史料を講読しつつ, 神社の祭祀・組織を中心とした日本宗教社会史研究における基礎的知識と読解・研究方法を修得する。グローバルな現代社会を視野に入れて問題を発見しつつ, 専門的な知を活用して思考し研究する能力を涵養するとともに, 共同して研究を行うマネジメント能力・コミュニケーション能力を養う。また, 研究上必要な倫理観を身につける。
Competence
「知の活用力」「マネジメント能力」「コミュニケーション能力」「国際性」「研究力」「専門知識」「倫理観」「思考力」「総合力」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
講義・報告・討論への参加・発言状況(50%), 提出レポート(50%)によって総合的に評価する。
Course schedule
北野天満宮の祭祀・組織に注目し, 先行研究の検討, 神社史料(筑波大学所蔵北野神社文書「就仮遷宮潔斎中雜録」, 未公刊)の読解を行い, 日本宗教社会史研究における基礎的知識を学びつつ研究・読解方法を検討する。ガイダンスおよび先行研究の検討「就仮遷宮潔斎中雜録」明和5年3月23・24日条の検討(履修者の報告)「就仮遷宮潔斎中雜録」明和5年3月23・24日条の検討(前回補足報告・討論)「就仮遷宮潔斎中雜録」明和5年3月25~26日条の検討(履修者の報告)「就仮遷宮潔斎中雜録」明和5年3月25~26日条の検討(前回補足報告・討論)「就仮遷宮潔斎中雜録」明和5年3月27~28日条の検討(履修者の報告)「就仮遷宮潔斎中雜録」明和5年3月27~28日条の検討(前回補足報告・討論)「就仮遷宮潔斎中雜録」明和5年3月29日条の検討(履修者の報告)「就仮遷宮潔斎中雜録」明和5年3月29日条の検討(前回補足報告・討論)本講義のまとめと討論終了後には定期試験に代えてレポートを課す。
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Yamasawa Manabu
Other information
本講義の履修には, くずし字の読解が必要になる。
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university