Seminar in Modern Ethics I University of Tsukuba
Course Overview
ハイデガー、レヴィナスらを参照しつつ、働くこと・家族・友達・教育・性・など、身近な現代のリアルな問題を現代倫理学の視点から全員で対話し、全員で探究する。担当者の講義ではなく「参加者全員による対話」によって進めていく点に本授業の特色がある。こうした「生成的プロセス」(参加者全員でテーマを設定し、全員での対話を通して全員で問題を探究していく学びのスタイル)を採る理由は、一つにはOECDが求める「学生エージェンシー」を実現するためであり、もう一つは「対話の実践」によってのみ現代の倫理の問題が解決可能だからである。
Learning Achievement
「友情」「家族」「就活」「死」「幸福」など、現代倫理学の諸問題について、哲学カフェの手法を用いながら全体で対話し、知見を深める。また、必要に応じて随時、ハイデガー、レヴィナス、ジャン=リュック・ナンシー、アーレントなどのテクストを参照する。
Competence
「批判的・創造的思考」「広い視野と国際性」「心身の健康と人間性・倫理性」「協働性・主体性・自律性「専門コンピテンス2(文化的現象の分析力)」と関連する。
Course prerequisites
なし
Grading Philosophy
出席時の授業参加への積極性及び小レポート(40%)、定期試験(60%)。
Course schedule
「友情」「家族」「就活」「死」「幸福」などの身近な問題について、現代倫理学の知見を講義するとともに、参加者全員によるダイアローグを行う。 双方向型の対話によって進行する授業であるため、哲学対話のルールに沿って、テーマはその都度全員で設定する。(以下のテーマ内容は過去のものである。参考にしてほしい。)
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Igarashi Sachiko
Other information
本授業は、zoomでのダイアローグによって授業を行う。 ・初回授業日までにzoomをインストールし、準備しておくこと。授業でチャットなども活用するため、なるべくPCを使用の上、Wi-Fi環境で授業を受けることが望ましい。 ・もし学内に通信環境がないなどの理由でzoomでの参加ができない場合はオンデマンドでの参加も認める。その場合は、成績評価の方法およびmanbaのコースメニューを参照した上で、必ず第一回の授業日までに担当教員に連絡し、許可を得ること。 ・対面に準じる自然な対話環境を整えるため、Zoomにはビデオオンで参加すること。
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university