Seminar on Chinese Literature and Japanese Literature II University of Tsukuba
Course Overview
日本が独自の文字文化を持たないなか、どのように漢字や中国文学を受容して自ら文字表現したのか、和漢の古典籍を比較する演習形式によって実践的に学ぶ。
Learning Achievement
・中国文学と日本文学の異同に着目して、類似する文字表現を比較検討することができる。 ・訓詁注釈を踏まえた解釈に基づいて、中国文学と日本文学の特質を捉えることができる。 ・中国文学と日本文学の文化的背景の違いに基づく異同を実証的に考察することができる。
Competence
専門コンピテンス「3.文化事象をテキスト内在的に捉える力」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
①演習発表(50%)、②授業参加(10%)、③学期末レポート(40%)により総合的に評価する。 ●ルーブリック:http://www.japanese.tsukuba.ac.jp/cms/resource/uploads/2022/05/AE13H22.pdf
Course schedule
浦嶋伝承を記した『丹後国風土記』逸文を会読する。発表担当者は、担当箇所の漢字本文・校異・語釈・訓読文・現代語訳を整理し、関連する漢籍との比較検討を含めて発表する。
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
KASAI TAICHI
Other information
受講者は初歩的な古典文法および漢文法とその訓読法を理解している必要がある。
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university