Studies in Culture and Sensibility IIA University of Tsukuba
Course Overview
本授業では、現代文化の諸事象を取り上げ、身体の原初的な次元にまで遡って、感覚の次元のシンボル機能の契機をどのように記述できるかを探究するための方法論を習得する。問題としては、感性と言語、社会、諸制度を感性的なものがどのように基礎付けているかを、身体に定位して考察する。あるいは反対に、すでに成立した文化形成体において、身体の感覚的な次元の気づきを働かせるにはどうすればよいかを考える。方法的には、メルロ=ポンティ、レヴィナスらの現象学的身体論、ドゥルーズの思想、シモンドンのイメージ論やフーコーのテクノロジーに関する議論を批判的に検討することによって、二一世紀の文化的な諸現象を分析する方法を探る。この授業ではまた、学生の研究テーマに応じて研究指導も適宜実施する。
Learning Achievement
フランスの思想家の文章を原文または英訳で読み、コミュニケーション能力、国際性、研究力をつける。学際的なテクストをもとに考えることで地の活用力や専門知識、思考力や総合力を養う。
Competence
「知の活用力」「コミュニケーション能力」「国際性」「研究力」「専門知識」「思考力」「総合力」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
演習への参加(70%)期末レポート(30%)
Course schedule
フランス現象学についての基礎文献を購読する。フランス思想または現象学に関心のある人は英語による参加もみとめる。詳細はmanabaにて
Course type
Class Exercises
Online Course Requirement
Instructor
Hirose Koji
Other information
Site for Inquiry
Please inquire about the courses at the address below.
Contact person: Hirose Koji
Email address: hirose.koji.gt@u.tsukuba.ac.jp
Link to the syllabus provided by the university