Studies in Textual Culture IV University of Tsukuba
Course Overview
英語圏の古典的な小説(『ロビンソン・クルーソー』、『ジェイン・エア』、『嵐が丘』、『闇の奥』など)や詩(「荒地」など)、そしてその派生作品について考察する。日本語訳を主に使用し、原典も適宜参照する。
Learning Achievement
批判的・創造的思考力、広い視野の上に立つ国際的なコミュニケーション能力、文化事象の理解力を養成するために不可欠な、テクスト文化学コースにおける文化・文学テクスト研究の知識・方法について学修する。
Competence
「批判的・創造的思考力」「広い視野と国際性」「文化事象の理解力」 「 国際的なコミュニケーション能力」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
期末レポート(80%)を最も重視するが、授業への参加態度やmanabaへの書き込みなど(20%)を考慮して評価する。期末レポートの評価については、単に授業や岩崎訳の解説や注釈を引用するばかりではなく、2022年という現在の「受講者」独自の視点からみた「荒地」の語句や詩全体の意義を明晰な言葉で論述したものを高く評価する。なお、無断で3回欠席した者は欠格となる。
Course schedule
20世紀英語圏文学において最も重要な詩人・批評家であるT・S・エリオットの代表作『荒地』(T. S. Eliot, The Waste Land [1922])を、出版100年後の2022年という(ポスト)パンデミックの「現在」における意義を考えながら解読する。
Course type
Lectures
Online Course Requirement
Instructor
Other information
【1】 T・S・エリオット「荒地」は「詩」であり、本授業で通常取り扱う「小説」ではないが、短・中編小説程度の字数がある長編詩であること、そしてまさに今読むべき作品であるため、本年度の授業ではこの作品をテクストとする。【2】 2022年2月現時点においては、この授業はTeamsを利用しオンライン双方向でおこなう予定だが、感染状況に応じて対面授業とする可能性もあるので、manabaや掲示板等を注意してみておくこと。
Site for Inquiry
Please inquire about the courses at the address below.
Contact person: Saito Hajime
Email address: saito.hajime.gn@u.tsukuba.ac.jp
Link to the syllabus provided by the university