Topics in Japanese History IIA University of Tsukuba
Course Overview
本特講では、 神社の祭祀・組織を中心とした日本宗教社会史研究における基礎的知識と研究方法を修得する。また、文献史料を読解する能力の向上にも努める。具体的には、 京都の北野天満宮(北野神社)の祭祀・組織を事例として、 先行研究の検討をふまえ、 未公刊であり、 くずし字で記されている神社史料(筑波大学所蔵北野神社文書「明和度遷宮記」)の写真版を読解し、 日本宗教社会史研究における基礎的知識と研究方法を講ずる。必要に応じて履修者には史料読解に基づく報告も求める。
Learning Achievement
本特講では, 神社の祭祀・組織を中心とした日本宗教社会史研究における基礎的知識と研究方法を修得する。また,文献史料を読解する能力の向上にも努める。グローバルな現代社会を視野に入れて問題を発見しつつ, 専門的な知を活用して思考し研究する能力を涵養する。
Competence
「知の活用力」「国際性」「専門知識」に関連する。
Course prerequisites
Grading Philosophy
講義・報告・討論への参加・発言状況(50%), 提出レポート(50%)によって総合的に評価する。
Course schedule
北野天満宮の祭祀・組織を事例として, 先行研究の検討, 神社史料(筑波大学所蔵北野神社文書「明和度遷宮記」, 未公刊)の読解を行い, 日本宗教社会史研究における基礎的知識と研究方法を検討していく。必要に応じて履修者には史料読解に基づく報告も求める。(令和2年4月18日追記)令和2年度は春Cにオンライン(Microsoft Teamsを使用)にて開講する予定であるが、履修希望者は、相談のうえ日程を決定したいので、6月30日までに授業担当者までメールで連絡すること。なお、テキストの写真版は https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/limedio/dlam/B15/B1520994/1.pdf から確認すること。(令和2年6月25日追記)曜時限を決定しました。第1・2回は7月6日(月)4・5限になります。manabaのコースニュースに,チームコードを記載しましたので,履修希望者は御参加ください。(令和2年6月30日追記)授業担当者へのメールでの履修希望の連絡は, 7月6日(月)まで受け付けます。ガイダンス筑波大学附属図書館所蔵北野神社文書および先行研究の検討「明和度遷宮記」の検討(1) 北野社の遷宮と祭礼「明和度遷宮記」の検討(2) 祭祀組織:門跡と目代「明和度遷宮記」の検討(3) 祭祀組織:三祠官「明和度遷宮記」の検討(4) 祭祀組織:宮仕「明和度遷宮記」の検討(5) 遷宮儀礼の執行と文書の機能「明和度遷宮記」の検討(6) 遷宮儀礼における祭祀組織の形態「明和度遷宮記」の検討(7) 遷宮儀礼における祠官日記と宮仕日記との関係本講義のまとめと討論終了後には定期試験に代えてレポートを課す。
Course type
Lectures
Online Course Requirement
Instructor
Other information
本講義の履修には, くずし字の読解が必要になる。
Site for Inquiry
Link to the syllabus provided by the university